レーシックと乱視について

眼の角膜と水晶体はレンズの役割を担っており、通常は屈折した光が網膜上に焦点を結んで物を見る事が出来ます。

遠視の場合はこの焦点が網膜の後方で結ばれる状態でしたが乱視はこの焦点が何処にも合わない状態を言います。

乱視には焦点がありませんので、遠くの物も近くのものも見え難くなってしまいます。

更に乱視の場合は眼の奥にかなりの負担を掛けてしまうので、眼精疲労の原因にもなってしまいます。

乱視になる原因は角膜と水晶体の歪みにあります。

通常はどちらも縦横均一なカーブの球体をしているのですが乱視は縦と横のカーブが異なります。

これまで乱視はレーシックでは不可能とされてきましたが、最近では機器や技術の向上によりレーシックを受けられるようになっています。

レーシックと遠視について

遠視とは、眼に入ってきた光が網膜を通り越して焦点を結ぶ状態を言います。

よく遠くの物が良く見え近くの物が見にくいと言われていますが、実際はピントが合わない為に遠くの物も近くの物もぼやけて見えてしまいます。

遠視には水晶体の屈折力が弱い為に起こる「屈折性遠視」と、眼軸が短い為に屈折力が弱く焦点が網膜を通り越してしまう「軸性遠視」の2種類があります。

こうした遠視は屈折異常の一つですのでレーシック手術で矯正する事が十分可能です。

遠視になる一番の理由として「遺伝」や「体質」等がありますが、これは自分ではどうしようもない要因です。

また小さな頃から遠視で見える映像が常になってしまうと十分な映像が脳に至らず発育不足になるとも言われています。

レーシックとコンタクトレンズの比較

レーシックとコンタクトレンズ、どちらの費用が高いと思いますか?

1回限りの瞬間的な費用は圧倒的にレーシック手術の方が高いでしょう。

しかし、取り戻した視力は一生のものです。

仮に一週間使い捨てのコンタクトレンズを継続して使用するとして、1日140円。

1年で51,100円。

10年間では511,000円もの費用が掛かります。

レーシック手術は約60,000円から高くても約300,000円程度。

10年間で見てみれば圧倒的にレーシックの方がお得な事が分かりますね。

しかもレーシックは裸眼そのものの視力を回復させるので、眼精疲労や毎朝毎晩のお手入れ、買い置きも必要ありません。

またレーシック手術は高額ですが給付金や医療費控除を受けられる場合があります。

乱視・老眼にもレーシックは効果的?

ほとんどの乱視の人にレーシック手術は効果があります。

詳しくは眼科医の検査・カウンセリングを受けて下さい。

しかし老眼の場合のレーシック手術は少し難しくなります。

老眼は乱視のように屈折異常が要因となって引き起こされるものでは無く調節異常が原因となります。

ですからレーシックを受けても問題を取り除くことは出来ないのです。

老眼改善には老視矯正レーシック手術というものがあります。

これは角膜の中心を遠方に合わせ、周辺部分は近くに合わせると言うレーシック手術です。

これによって角膜自体がコンタクトレンズの役割を果たすという訳です。

老視矯正レーシックは根本的に視力回復を図る手術では無い、という事を覚えておいて下さいね。

良心的なクリニックの選び方

レーシックはエキシマレーザーを照射して角膜を切るという高度な技術を要する手術です。

また自由診療の為に保険も利かないので費用も高くなります。

安定した手術とは言え術後の検診やもしもの場合の再手術などアフターケアも肝心になります。

だからこそ患者が信頼を置いて何でも相談出来るクリニックをしっかりと選ぶ必要があるのです。

まずはインターネット等で情報を集めましょう。

気になる病院があれば実際に足を運んで検査やカウンセリングを受けて下さい。

検査は正確に綿密に行ってくれる病院を探しましょう。

カウンセリングは自分の納得が行くまで受けて下さい。

また術後のケアや再手術の場合についてもしっかりと説明を受けるようにしましょう。

レーシックにかかる費用

レーシック手術は自由診療に当るため保険が利きません。

また手術を受ける病院が扱っているレーシックの機器によっても費用が異なってきます。

費用は6万円という手ごろな値段から30万円掛かる病院まで様々です。

ここで一つ注意をしなければならないのは費用の高い病院が良い病院とは限らない事です。

手術を受けるなら値段も含めて病院の情報を収集をしておいた方が良いでしょう。

高い費用の手術を受けた場合には、給付金が受け取れる場合があります。

また本人・家族にかかった医療費の合計が10万円を超えた場合は確定申告をすれば医療費控除によって税金の還付が受けられます。

レーシック手術の領収書は勿論の事、他の医療機関の領収書もきちんと保存しておきましょう。

レーシックに痛みは伴わないのか?

レーシック手術中に痛みはほとんど感じません。

手術前に麻酔を点眼されますがチクチクとした痛みを感じる人はいるようです。

手術後についてもほぼ痛みを伴わないのがレーシックの特長ではありますが、例としては手術直後、麻酔が切れてから眼の中にゴミが入ったようなゴロゴロ感を生じる場合があります。

また寝付けない程の鈍痛を生じる人もいるようです。

このような場合はすぐに掛かりつけの眼科医に診て貰うようにして下さい。

手術の緊張などから筋肉痛を起こしている事もありますが、稀に角膜が混濁してしまっている場合もあります。

いずれにしても手術ですので普段生活をしている時のように「常に無痛」というわけにはいかないようですね。

レーシックで視力はどこまで回復するか

雑誌の広告などでは「驚異的に視力が回復した!」と書かれているものを見かけますが、実際のところ視力はどこまで回復するのでしょうか。

これには個人差が大きく出てしまうようです。

0.04の視力の人が手術後に1.2になったという例、また0.01の視力の人が1.0になったという報告があります。

しかしレーシック手術を受けた人たち全員がそこまで驚異的な回復を見せるとは限りません。

仮に0.01の人が10倍の視力回復をしても0.1にしかならないのです。

レーシックでの視力の回復には個人差があります。

ですから手術後の、「こんな筈では無かったのに」を無くす為にも幾つかの病院のカウンセリングを受けてきちんとした説明を受けられる眼科医を探しましょう。

日本でのレーシック事情

日本でのレーシック手術は自由診療となる為に保険が利かず、病院によっても費用がまちまちです。

眼科医の扱うレーシック機器の違いによって費用も7万~30万とかなりの差があります。

レーシック手術を行う場合には術後の検査も含め、費用だけでなく自分が納得をして手術に臨めるよう信頼のおける病院選びが最も大切になってきます。

またレーシック手術は比較的新しい技術の為に「長期の安全性を確認できるデータ」が確立していません。

これらに加えて日本人の慎重な気質が、「眼鏡やコンタクトで補えるのなら体を傷つけてまで手術を行う事もないだろう」という考えに踏み留まらせているようです。

しかし日本でレーシックを受ける人は年々増加の傾向にあります。

成功例と失敗例

レーシック手術の成功例はインターネット上にも沢山見つける事が出来ます。

やはり皆さん裸眼で見られることの喜びが一番のようですね。

それに比べて少ないのがレーシックによる失敗例でしょう。

この少なさからもレーシック手術の安全性が伺えますが、少なからず失敗したという例もあります。

ここでは幾つかの失敗例を挙げておきましょう。

病院側の説明不足や患者側の認識不足から「こんな筈ではなかった」という場合が多いようです。

夜間に蛍光灯や月の光を見るとぼやけてしまって歩くのが怖くなったと言う例や、ドライアイになってしまい困っていると言う例が報告されていますがこれには個人差があります。

また術後には眼鏡等による矯正が効きにくくなる事もあるようです。

いずれも最初に納得のいくカウンセリングの受けられる病院を見つける事が大切ですね。